ナポレオンの村 DVD Blu-ray 原案本
原案は、石川県羽咋市職員である"スーパー公務員"こと高野誠鮮氏の執筆した、2012(平成24)年4月発売の『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』(講談社)。
翌年の2011(平成23)年10月上旬放送のTBSドキュメンタリー番組『夢の扉 + NEXT DOOR』で紹介されることになって以来、長いこと気になってしまって...。
「できない言い訳より、できる理由を見つけ出す」
この考えに頭が下がるばかり。
"スーパー"にはなれなくても、その考えだけは常に意識して日々を過ごしていく最中のこと、2015(平成27)年7月中旬より放送開始となったTBS日曜劇場『ナポレオンの村』には、毎回感動させられる。
たしかに、あの池井戸潤原作で、2013(平成25)年7月上旬より放送の『半沢直樹』や、2014(平成26)年4月下旬より放送の『ルーズベルト・ゲーム』といった大ヒットドラマで勢いづいたことあって、「やればできる」と強く鼓舞するかのような描写の多さは際立ったものの、フランスの英雄のナポレオン・ボナパルトの名言である「余の辞書に不可能の文字はない!」を意識するかのような、
「この村の辞書に不可能という文字はない!」
東京都の西の果ての星河市にある"限界集落"とされる"神楽村"へ派遣されることになった、破天荒なスーパー公務員・浅井栄治(唐沢寿明)には、何度も鼓舞させられる。
モデルのスーパー公務員・高野誠鮮氏が存在するだけに...。
特に、星河市の発展を名目に神楽村の廃村をもくろむ市長・福本純也(沢村一樹)との暗闘。
憎しみを全面的にぶつけ合うというのではなしに、少しずつともに前へ向かせてゆくかのような展開には、静かなる感動が...。
DVD/Blu-rayの発売日は、2016(平成28)年2月3日水曜日。
原案本と並行するかのように、改めて鑑賞してみるかなあ。