万引き家族 貧困問題 DVD Blu-ray
ということで、末永く心に残る作品なのかなあ。
前年2018(平成30)年6月上旬より公開の映画『万引き家族』か...。
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)の4人が、かの家の持ち主である初枝(樹木希林)の年金を目当てに転がり込んでの日々の暮らしぶりの、淡々とした流れとは...。
社会という海の底を這うような家族ながら、なぜかいつも笑いの絶えずに、互いに口は悪いながら仲良く暮らしている光景とは...。
生計を立てるため、足りない生活品を万引きで賄うなど、家族ぐるみで軽犯罪を重ねていくうちに、一層強く結ばれる一家のあり方とは...。
しかも、許されない絆として...。
結果として、第71回カンヌ国際映画祭最高賞・パルムドール受賞をはじめ、第76回ゴールデン・グローブ賞・外国語映画賞ノミネート...。
そして、この度の第42回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞...。
いわゆる"お涙ちょうだい"ではない、先進国ながらの貧困問題への警鐘、としての海外からの注目なのかなあ。
いずれにせよ、4月上旬からのDVD/Blu-ray発売と購入で、改めて見届けるしかない。