整備新幹線 並行在来線 考察 真保裕一 ローカル線で行こう!
いよいよ3月26日土曜日の北海道新幹線の新青森 - 新函館北斗間暫定開業か...。
かの前年2015(平成27)年7月上旬発売の『フリーゲージ・トレインが運ぶ北海道の未来~北海道の新幹線を200%活用する~』(佐藤馨一・中添眞/柏艪舎)に目を通した後とあってのあらゆる想いの尾を引く日々の中とあって、つい気になってしまった。
JR江差線からの第三セクター・道南いさりび鉄道。 特急白鳥・スーパー白鳥、寝台特急カシオペア、急行はまなすの廃止。 EH500形の運用短縮。道内における藤城線経由の下り優等列車すべての新函館北斗経由。 快速エアポートと特急スーパーカムイの運用分離。 利用客の少ない駅の廃止。 2016(平成28)年度中のJR留萌本線留萌・増毛間廃止計画...。
あらゆる憂いの中、2016(平成28)年3月上旬発売のDVD『北の鉄路 変化の瞬間(とき) 新幹線開業で変化する北海道の列車たち』(ビコム 鉄道車両シリーズ)が...。
ダイヤ改正後に見ることができなくなる貴重なカットをふんだんに盛り込んだ映像記録はじめ、すでに営業運転に入ったEH800形交流電気機関車やH5系新幹線電車の試運転の様子も収録とあって、しっかりと見届けたいな。
偶然にも、2013(平成25)年2月中旬発売の『ローカル線で行こう!』(真保裕一/講談社)、目に入ってしまった。
主人公は新幹線のカリスマ・アテンダント。 篠宮亜佐美。 31歳、独身。
当時より抱えていた言いようのない閉塞感とミーハー心に動かされて、買うなり一気読みした一冊だった。
国や県の横暴に対して、立ち向かってゆく流れや、"勝ち取った"かのような結末を、誰もが実感したいとあって、楽しい読み物としては、たしかに心躍らされた。
反面、何気に考えさせられてしまった。
好む好まざる関係なしに、男性には、理で物事を考えてことにあたり、目指すものを実現してゆく傾向が...。 女性には、情と共感で物事を感じ取り、目指すものを実現してゆく傾向が...。
それゆえの一長一短あることは、重々承知なものの...。
かの1990年代初頭のバブル崩壊以来、閉塞感が否応なく長引いてしまえば、女性特有の突破力による克服には、賞賛したくなるほどの重宝ぶりが...。
もちろん、男性であっても同じことなんだろうけどね。
いずれにせよ、あらゆる地方の諸問題を克服できる処方箋になってくれれば、といった想いは変わらず。
地方であれ都会であれ、生き残りをかけて知恵を必死で出し合っている企業間の競争の激しいことに、変わりはないものだから...。