恵方巻き 2016 節分 恵方 南南東
もうすっかり風物詩として、ほぼ定着か...。
前年が暮れて夜、年越し蕎麦をじっくり味わって...。
年明け早々の正月には、おせち料理をじっくりと味わって...。
ありあらゆる幸を取り入れることで、運気を上げたくなるもので...。
そして...。
2月3日になれば、節分...。
かつては、「鬼は外、福は内」と豆まきをして親子や近所の人たちと戯れるのがなじみで、現在も続くものの...。
もうすでに大阪地方を中心に行われている恒例行事として、すなわち節分に食べると縁起が良いとされている"太巻き(巻き寿司)"を、節分の夜、年の恵方に向かって無言で、願いごとを思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)する習わしが...。
世に言う「恵方巻き」がほぼ定着。
"恵方巻の丸かぶり"か...。
その年の「恵方」すなわち幸運を招く方角を向いて無言で丸かぶりすると、幸運がめぐってくるというから、やってみたくなるもの。
恵方とは、歳徳神(としとくじん)、すなわち神様がいらっしゃる方角のこと。
歳徳神さまとは、年の初めに祀る神様で、その年の福徳を司っている神様。
方角の決め方は、非常にややこしいものの、分かれば簡単。
しかも、恵方は4つの方角のみ。 その年の恵方を決めるのに使っているのが、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(こうおつへいていぼきこうしんじんき)=十干(じっかん)。
そして、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥(ねうしとらうたつみうまひつじさるとりいぬい)=十二支(じゅうにし)が...。
簡単に言えば、年賀状に使っている十二支の10個版というのが十干で、「今年の十干は何?」が分かれば、恵方はすぐに判明。
なお「やや西」などという説明の付く理由は、西洋式の16方位と中国式の24方位とのズレにより、生じるもの。
中国式で決まる恵方を、西洋式で正確に表そうとするゆえの説明。
なお、正式な起源は未詳なものの、よく耳にするのは江戸時代末期の大坂の船場で商売繁盛を祈願する風習からだったとか。
一時的に廃れた時期はあったものの、1970年代後半に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行ったイベントにより復活し、関西地方では一般的な風習になったという。
そして、1998(平成10)年...。
セブン-イレブンが全国発売にあたり、それまでの呼び名である「丸かぶり寿司」を「恵方巻き」という商品名として採用。
結構楽しく食べながらなじめるのが、一番嬉しいや。
そして、時は流れて...。
この年2016(平成28)年の恵方は、「南南東」。
たまたま近所の子どもたちの親御さんが関西出身者ということ、そして心ある言い伝えあって、美味しく食べているとか...。
鯛、蛸、穴子、鱧、などの四季折々の味覚で彩る明石名物を具材とする「ありもと」の節分限定の【丸かぶり 恵方巻き】...。
さすが"包丁一代創業二十余年"と謳っているだけあって、忘れられない味わい深さが...。
この年はどれだけ必要かなあ。
選べるのは、「焼穴子たっぷりの太巻寿司」と「エビ・玉子・胡瓜のサラダ巻」と「カニ・玉子・胡瓜のサラダ巻」の3種類。
販売は毎年1月25日まで...。
お届け希望日は毎年2月3日までの限定。
節分2月3日の夜、家族そろって巻き寿司を恵方に向かって、そのまま丸かぶり。
この食べることでの"福を巻き込む"風物詩が、永遠であることを祈って...。
前年は「目を閉じて」食べたから、この年は「笑いながら」食べようかな。
家族みんなと笑い合えるように、より強い幸運を引き入れるためにも...。